2006年 03月 11日
![]() 根がずぼらで、まめに掃除などできない性格からでしょうか、逆に、シンプルなモノに魅かれます。インテリアであればジョン・ポーソンのミニマリズム建築や桂離宮の無駄なものを全てそぎ落とした潔さに-。鮨屋だってカウンターの上にガラスのネタケースがあり、これ見よがしに披露してある所よりも、一本板のカウンターで上には何にも見えないシンプルな店。ゴテゴテ色を使った有田焼よりは、地味でもモノトーンな唐津焼に魅せられてしまいます。 ということで診療所を新装する時も、あまりデコレートせずに、シンプルで、器具ができるだけ見えない様に心掛けました。しかし何年か経ってくると何か物足りなくなってきます。そこで4,5年前にアクセントとして何枚かのパネルを掛けてみました。 これはわたしの知人が海外に買付けに行ったときに収集してきた、マリメッコmarimekko(フィンランドで1951年創設)の50年~60年代に作られたオリジナルのファブリック(生地)です。それを少しわけてもらい、アートショップに頼んでパネルに貼ってもらいました。 マリメッコといえば、最近のミッドセンチュリーブームで花柄のプリントが復刻され、洋服やバッグ、iPodのカバーにまで使われていましたので御存知の方も多いかと思います。 患者さんからたまに「なんの絵ですか?」と質問されますが、 「これは絵じゃなくって布地なんです。洋服とか、バッグとか、カーテンとか、テーブルクロスなんかに使う…」 「はあー…?」 いつも時間がなく、十分な説明はできません。 一応すべてにフィンランド語で名称がついています。 1.ONNELLINEN(幸福)…待合室 2.MELOONI(メロン)…診療室1 3.LOKKI(波)…診療室2 4.KIVET(石ころ)…通路 そう言われれば…。 当院のリーズナブルアートの紹介でした。
by minmin3315
| 2006-03-11 21:44
|
アバウト
カテゴリ
以前の記事
メモ帳
最新のトラックバック
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||